二匹目のどじょう 2月24日
一昨年、すい星のごとく現れた今村昌弘氏。
『屍人荘の殺人』で鮎川哲也賞、おまけに〈このミステリーがすごい!〉ベスト1、
〈週間文春ベストミステリー〉ベスト1、〈本格ミステリベスト10〉ベスト1、
更に更に本格ミステリ大賞まで獲っちゃった。更に更に更に今年映画化ですって。
すごい。
ただ2017年12月にボクはここで「青崎有吾クンの方が好み」と書いちまったけれ
ど……( ´∀` )
さて、その今村氏の第2弾。漸く出ました。
これでやんす。
『魔眼の匣の殺人』
前回と同じ葉村クンと剣崎さんのコンビでやんす。
さぁ、2匹目のどじょうはいるのか! そう思ってあっという間に読んじった。
いましたねぇ、二匹目が!
文章もはるかにうまくなってて、読みやすい。
そして、前回は設定・展開が強烈なインパクトだったけれど、今回は本格ミステリ寄
りになってて。
ロジックといい、最後のドンデンといい、ボクは好きですわ。
三作目にもちょいと触れられてて、楽しみだなぁ。
すこぉし、本格寄りではない予感がするけれど……( ´∀` )
昨年は忙しくて、全然ミステリが読めなかった。
今年は今月になってポール・アルテ、カササギ殺人事件と漸く3冊も(あ、カササギは
上下だから4冊か)も読んじまった。
又しばらくお預けの日々が続くけれど……至福な時間でした。
2019年2月24日