小ネタパラダイス 2月3日
今日は読書感想文を書こうと思っていました。
そこへ、見ちゃいました。情熱大陸。
内容は、岩波邦明という現役東大医学部生が考案したゴースト暗算。
例えば68×9のような二桁×一桁が
一瞬にして暗算出来るというシステム。
できました。それから30分、自分で適当に問題を作りやり続けたら、出来ました。
す、すごい!
これを応用させると例えば57×69のような
二桁×二桁も瞬時に暗算出来るようになるのだそうです。
テレビではそこまでは出ませんでした。
早速検索してみると………ありました。
でもよく分からない。明日本買ってこよう!
さて、一度に色んなことを書くのを、
桂小枝さん宜しく小ネタパラダイスと名付けました。何やそれ。
2番目は、実家の近くに、つまり田舎のど真ん中に、
すごくお洒落な、カフェ&バー&グリルのレストランが出来ました。
名は「マーマレイドカフェ」
まぁ、田舎には似合わない。
ホームページを見ると、中もすごいお洒落。
田舎だから店も大きく、2階ではパーティもできるし、
外でも飲めるし、キッズルームはあるし、階段途中の踊り場でも飲めるし、
お酒やカクテルも揃ってるし、パスタを中心にした料理もお洒落だし。
こちらが夜の全景です。
結構繁盛しているようです。
でも行ったことはない。そうかて、オッチャンには似合わんでしょうが………
さて、本題。
新旧密室・学生対決。
実は又々活字欠乏症が出て、三日連続で仕事は夜中の三時までにして、
それから朝七時か八時まで、読書タイムにしました。
勿論ミステリーの本格物です。
一冊はどうでもいいです……
後の二冊。中々です。
一冊目は、江戸川乱歩賞作家・梶龍雄さんの『リア王密室に死す』
1982年の本です。梶さんの作品では最高傑作の呼び声高い作品なのですが、
僕は読んでいませんでした。現在絶版、入手困難。で、図書館で見つけました。
戦後の京都三高(今の京大低学年の事ですね)を舞台に、
学生たちの青春群像と密室殺人、中々の本格度数です。
そしてもう一冊が青崎有吾さんの『体育館の殺人』
昨年の鮎川哲也賞受賞作。
乱歩賞、横溝正史賞が、広い意味でのミステリーになって、
本格物がお目にかかれなくなってしまった昨今、
鮎川哲也賞は、いわば最後の牙城です。
その昨年の受賞作、この間の11月に出版されたとこです。
さらに、作者の青崎さんは平成生まれの大学生です。
はぁ………役者だけでなく、推理作家も平成生まれですか………
本格物の魅力、そう醍醐味は、不可能な密室、そんなんあり?のトリック、
舌先三寸のロジック、華麗なる大伽藍、こけおどしの舞台設定、
はったりかましの展開、天才的な鼻持ちならない名探偵、そして意外な犯人です。
いやぁ、いいよいいよ。オッチャン夢中で読みましたよ。
今どきの高校を舞台に、密室殺人、今どきの高校生の生き生きした描写。
そして際立った探偵のキャラ! アニメオタクで、セリフの中に
今どきのアニメキャラの名前がバンバン出てきますが、
東大通の名が出た時は、オッチャン吹いたよ。パーペキに。
麻耶雄崇のメルカトル鮎は、読んでて殴ってやろうかと思うこと多々ですが、
こちらの裏染天馬クンは、許せるなぁ。
見どころ、いえ、読みどころは、天馬クンの推理ロジック!
特に、犯人が残したであろう雨傘一本であそこまで屁理屈、いえいえ、
あれほどの大ロジックを展開するか? もはやあっぱれじゃ!
新旧学生ミステリー対決。両者引き分けといったところです。
寒い休日にはおこたでミカンでも食べながら是非。
あ、「リア王密室に死す」はそう簡単に読めないか。
でも「体育館の殺人」はそれなりの規模の書店ならあります。
西脇でもカナートの書籍売り場にありますよ。僕はそこで買ったもの。
これを書き終わったころ、日付が四日に変わったころ、
テレビにとんでもないニュース速報が出ました。
昨年末の大激震といい、演劇界はどうなっているのでしょうか。
今、頭大混乱です。
2013年2月4日