解禁写真いろいろ 9月20日
明治座さんが、ホームページにいろいろ舞台写真を載せてくださいました。
それぞれのエピソードをちょいとだけご紹介しますね。
まずはKiiちゃんの一場の恋之介の 平小源太 風の衣装。
似合うなぁ。綺麗なぁ。
ボクこれ大好きなんですよ。
昔観た田村正和さんの舞台『恋山彦』の小源太の衣装があまりに美しく、ああいうの
をどうしてもKiiちゃんに着せたくて、台本に「恋山彦のような」と明記してしまいま
した。そうしたら松竹衣装さんがKiiちゃん用にKiiちゃんにあうタイプを考えてくださ
ったんです。
ホンマに似合うなぁ。してやったりでメッチャ嬉しい。(^O^) しかも、長袴もそれ
なりに所作が難しいのに、ほんのちょっと教えただけでKiiちゃん難なくこなしてる。
流石、これも舌を巻きました。(^O^)
で、これが証明の台本です。(^O^)
ね。
実は今回は台本にKiiちゃんの各場の衣装の指定を書き込みました。
例えば四場の赤姫なら、
ですわ。(^O^)
みんなホンマに似合う。
似合うと言えばこちらも。ウキ。
どてらのモミちゃんと寛太郎さんの間の生物。(^O^)
この衣装の元は、去年まで20年間毎年やっていた小劇場のハマコクラブキヨコクラブ
で飛田康介のオヤジが着てた奴。
ボク、去年のハマキヨ20周年の時、飛田のオヤジを見ていて(オヤジもすごく似合う
んやけど)、もう一人似合う人がいるような気が……そうだ西寄さんだ!! と気づい
て、いつか着せようと狙ってました。それでハマキヨから借りてきて、西寄さん用に
直して、ヘソは付いていなかったので衣装さんに付けてもらったわけです。それも、
しっかり付けないで、落ちたら落ちたでオモロいから、と。
西寄さん、似おうてまっせ。(●^o^●)
うち(劇団NLT)の3人も紹介させてくださいまし。踊りの場面の元禄若衆姿です。
右から四之介の根本拓人、二之介の松岡翔、三之介の小泉駿也。
三人は前回の『母をたずねて珍道中』の時、全く同時期にNLT50周年記念公演、ボク
の新作コメディ『やっとことっちゃうんとこな』でメインの歌舞伎役者の役をやって
ました。(あ、勿論Kiiちゃんの本番は観てますよ) その時、二年かけて踊りや立ち回り
を学びました。今の若い人は、芝居と立ち回りは出来ても、踊りの出来る人はホンマ
に少ないんですわ。三人は出来ますので。
それと、お馴染み高橋佑一郎クンの一之介と恋之介一座のカルテット。
高橋クンは前回は切腹したがる変な武士でしたね。(^O^)
ここでちょいとサイドエピソードを一つ。
前述の『やっとことっちゃうんとこな』は現代コメディで、劇団代表の川端槇二さん
に演じていただいた役が、年老いた女形・五代目嵐源之丞なんですわ。そう、寛太郎
さんの源さんつまり初代嵐源之丞の子孫。寛太郎さんが観に来てくれた時、川端さん
とご対面(お二人は旧知、共演アリです) つまり初代と五代目のご対面。寛太郎さん曰
く「私の子孫は女形になってましたんか?」(#^.^#)
では恋之介はどうなったのでしょう。
嵐恋之介の名は永代留め名(えいたいとめな)にしました。ボクの勝手で。(^O^)
つまりKiiちゃん以外の人に恋之介を名乗る役は演らせません!
たとえば明治時代の三代目嵐恋之介を描いた場合、演じるのはKiiちゃんです。九代目
團十郎や五代目菊五郎以上の、帝都一の人気役者になってるんやろなぁ。
作家の勝手な妄想でした。(#^.^#)
Kiiちゃんの七変化は勿論、更には、モミちゃんの十二単、太郎ちゃんの公家方武士、
渚さんと四天王寺さんの大奥のご大層なお姿、伽代ちゃんと鈴峯さんの女元禄、そし
て最後の西寄さんの……
皆さま、衣装を見るのも今回の楽しみですよ。だって本来なら一番目立つ筈のラスボ
ス役の真砂さんのオリモノの殿様姿が、普通に見える。(●^o^●)
でもやっぱり綾姫が抜きん出たトップやな、うん。この文をアップしてからもう一度
思いめぐらしたけど、やっぱりKiiちゃんの綾姫には誰も勝てねぇ! 訂正しておきま
す。(#^.^#)
さ、いよいよ後一週間。一同、気を緩めることなく、絶体千穐楽まで完走します!
「九割をもって半ばとす」「勝って兜の緒を締めよ」
皆さま、お見逃しなく。
そうそう。俳優の森岡豊クンが観に来てくれて、彼のインスタにアップしてくれてい
ます。ありがとう。早速いいねを押しました。
2020年9月20日