それでも神様はいらっしゃる。 12月20日
さぁ、今年も М-1です。
毎年やってますが、ボクも勝手に採点。楽しましていただきました。
決勝進出の9組が発表になった時、ボク的にはちょいと今年は目玉がいないような気
がしました。少々線が細いような。
これでもし無観客になったら、どうなるんだろうと、勝手に心配になりました。ま、
ボクが心配することでもないのでしょうが。
でもマそこから新たなスターが生まれればいいわけやし、楽しみにしようと決めて、
来年3月御園座里見浩太朗さんの「水戸黄門」の最後の直しを終え、宅急便に乗せ、
準備万端、テレビの前に座ったわけです。何年振りやろ、録画ではなくオンタイムで
観るのは。
やはり、数年前に戻ったような、去年のような爆発の連続の大会にはならなかったよ
うですね。
去年なんか、ミルクボーイとかまいたちが、一本目で既に神がかり。
というより、半数以上が神がかりでした。
昔の優勝のチュートリアル、ブラマヨ、サンドウィッチマン、神がかりでした。
銀シャリの年なんか、和牛、スーパーマラドーラと最終の3組とも神がかりでした。
それが今年は初期のころのような感じで……
今年和牛が出ていれば、どうなっていたか……たらればの話は禁句ですね。m(__)m
もちろん高レベルなんですよ。でもいつものレベルで戦ってるコンビが多かったよ
うな……
つまり神がかりのコンビが少なかったような。てか、ボク的には3組しかいません
でした。
何にでもあるんですよ。実力とは少し違うプラスアルファが。ホントのここ一番には
プラスアルファがあるんです。
小説でも、戯曲でも、デビューすることが出来た作品にも。この件については、以前
このブログでも書きました。作家の浅田靖丸クンとその件について話したことを。
今回の総括ですな、ボク的の。大きなお世話ですね。m(__)m
さて、ボクの採点です。 登場順です。
インデイアンス 90
東京ホテイソン 85
ニューヨーク 88
見取り図 90
おいでやすこが 95
マジカルラブリー 92
オズワルド 92
アキナ 89
錦鯉 90
ウエストランド 89
おいでやすこが。ボク的には爆発してしまいました。好きやわぁ、あのタイプの
ネタ。ほんま予想外のキョウイチ、神がかりコンビでした。
前にもこのブログで書いたことあるんやけど、先代天外先生のボケに藤山寛美さん
が「ああああああああ!」の大声で舞台を走り回ってもだえる、という芝居があっ
たんやけど、それを思い出しました。その時は中座が揺れたからね、爆笑で。
インディアンス。ボクは好きです。面白かった。順番がもっと後だったらどうなって
いたか。
オズワルド。ボクは好きですねぇ。突っ込みのセリフのチョイスがものすごくいい。
マジカルラブリーと共に、すごい進歩だと感服いたしました。
この2組においでやすこがの3組だけでした。ボクが感じた神がかりコンビは。
アキナ。ネタチョイスミスやね。実力は分かってるんやもん。失敗やね。
見取り図も、実力は分かってるけど、あれは普段通りやろ。もちろん普段どおりが
大事なんやけど、そこにもう一つプラスアルファがないとね……
で、ボク的には おいでやすこが、マジカルラブリー、オズワルド ですが、
現実には おいでやすこが、マジカルラブリー、見取り図、でした。
さぁ、最終決戦です。
ボクの採点は
見取り図 89
マジカルラブリー 92
おいでやすこが 93
ボク的にはおいでやすこがです。ただ一つ気になったのは、歌が長すぎ。あの、神が
かりのツッコミの数が減ってしまう。
それに対して、何だかよく分かんないけどマジカルラブリーの方がより神がかりでし
た。
見取り図は普通の漫才でした……でもボク巨人師匠は絶体見取り図に入れると思っ
た。1組だけ正統漫才でしたもんね。
で優勝はマジカルラブリー。
おめでとうございます。
ここ数年では少々寂しい感じの大会でしたが(ごめんなさい。ボク的にはです)、それ
でも神様はいらっしゃいました。
マジカルラブリーとおいでやすこがです。
おめでとうございます。
皆さんもう1年後に向けて走り始めてはるんでしょうね。
ボクも1年後、いえ、2年後に向けて、考えんとね。
2020年12月20日