ふとあの頃を 3月15日
ここ数日のニュースを拝見して、ふとあの頃を思い出してしまいました。
2008年。
1月、名古屋の中日劇場で幕を開けた都はるみさんの公演『好きになった人』
ボクの脚本・演出でした。
三が日明けに無事幕を開けて、なか日を過ぎた18日未明、ボクは事故にあい、顔を潰
して救急車で運ばれ入院しました。
3月、同じお芝居が今度は東京の新宿コマ劇場で。
稽古となった2月末、ボクは毎日病院で外出許可をもらって新宿のコマの稽古場まで
タクシーで通いました。
6月は松竹座です。
下のチラシはその時のものです。
その松竹座の直前に中村一好さんが亡くなられ、マジでみんなびっくりしてオロオロ
して、チラシには載っていませんが、急遽ボクが松竹座のショーの演出も兼ねること
になりました。
その時はるみさんはボク達の前で、稽古場でも本番でも悲壮なお姿は微塵もお見せに
ならず、千秋楽まで見事にお勤めになられました。
以来、ご依頼があればショーの構成・演出も引き受けさせていただくようになりまし
た。
昨年、矢崎滋さんのニュースを観て驚いていました。
そして、ここ数日のニュース。
ボク如きが僭上ですが、とっても安心いたしました。
2008年。
ホントにいろいろあった年だと……改めて思い出していました。
2021年3月15日