小西良太郎さん 5月16日
音楽プロデューサーで俳優の小西良太郎さんが亡くなられました。
音楽担当記者としてスポーツニッポン新聞社常務。
音楽プロデューサーとして八代亜紀さんの『舟歌』や坂本冬美さんの『夜桜お七』等
多くの名曲を世に出され、
レコード大賞の審査委員長を7年も務められた、すごい、すごい御経歴の持ち主でら
っしゃいます。
それが70歳から俳優にもなられ、ボクとはここからのお付き合いとなりました。
そのお人柄とキャリアから出る役作りに、共演者からは「棟梁」や「お父さん」と
慕われてらして、ボクも何度か呑み場をご一緒させていただきました。
お優しい方でした。努力家の方でした。
お酒の席が楽しい方でした。
それだけではありません。
小西さんがネット上でお書きになっていたコラム。
『歌謡曲だよ、人生は 酔々独歩』
の中の
『新歩道橋』
のコラムでも何度も名前を出してくださいました。
特に
1032回 2018年10月5日掲載
と
1073回 2020年2月8日掲載
の二回は、ボクのことを大きく取り上げてくださり、誉めてくださいました。
本当にありがとうございました。
皆様、良ければ是非お読みください。
ボクが誉められているからではありません。
本当に歌が好きで、頑張ってる人が好きで、書く相手の気持ちを考えて、文章を
綴られる方ですから。本当にお人柄がにじみ出る名文をお書きになる方ですから。
ちなみにこのコラムは
〈週間ミュージック・レポート〉に掲載されています。
1032回のは、『やっとことっちゃうんとこな』の劇場に、ケイダッシュの松田社長
が観に来てくださった時、持ってきてくださって。ボク知らなくて、読んで直ぐ小西
さんにお礼状を出したら、「へへへ、ばれました (^O^)」といたずらっ子のように
笑われたお顔が忘れられません。
後年タバコをお止めになり、喫煙室での雑談に加われなくなったことを悔しがって
おられました。
小西さん、ずっとお元気な方と思っておりましたのに。
心からご冥福をお祈りいたします。
2023年5月16日