『十字花』、まもなく。 10月31日
昨日、11月2日初日の劇団NLT公演『十字花』の稽古見学に行ってきました。
このトップページにも載っていますが、十字花の脚色がボクなのに、
稽古が始まって、一度も顔を出していませんでした。勿論、スケジュールで無理だっ
たんですけど、出演者や演出の大江祥彦クンに、申し訳なくて、
ようやく行けました。
稽古の風景でごんす。というより、演出中の大江クンでごんす。
いやぁ、面白く仕上がってますぞ。
この作品は57年も前に書かれた喜劇で(日本ではNLTで36年前に初演。つまり36年
ぶりの上演です)、大変面白い喜劇です。
その中身は全くの現在なんですが、やはり50年前の作、つまり文明のアイテムが違い
すぎるんですよ。それプラス国民性。更には時代性。だってね、3時間以上もかかる
台本で、それ延々の長ゼリフ長ゼリフ長ゼリフ。
そういう理由から、オクラにならざるを得ない傑作がNLTの倉庫には結構あって、
そこで、それらを一から書き直す作業、つまり脚色という作業が必要になる訳です。
五年前に『四角関係』という傑作コメディもその作業をした上で上演し、
何とか成功させて頂きました。
これからもオクラ寸前の傑作喜劇救出大作戦を続けていくつもりです。
さて、稽古のあとは、飲みじゃ!
大江クンと一つ先輩の山田敦彦さん。
いやぁ、飲んだ!
楽しい夜でごんした。
おおっと。『十字花』は11月2日から銀座みゆき館で上演です。
是非、ご覧下さい。
2013年10月31日