甲斐クン最後の相棒考 3月18日
今日で大好きな相棒の今シーズン終了でした。
なんか今回多いな相棒考。
で、ここまできたら、今シーズン最後やからやろうと決めてたんですけど。
…………
その前に。
『ゴーストライター』が昨日終わりました。
中々見ごたえがありました。
ゴーストって、昨年随分話題になりましたね。
でも、あるんですよね、世間には(笑)
例えば企業で○○さんが大発明しても、それは企業の名前で発表するでしょ。
この場合だって、○○さんはゴーストってことですものね。
さて、相棒です。
いつものようにネタバレありです。ご注意を。
いつものようにボクの勝手なトンチンカンな感想です。お許しを。
今回は〈情〉の話でした。分野としては犯罪小説ものでしょうか。
話の進行は本格物ではあるけれど……
今シーズンの最終回、2時間スペシャル、甲斐クンの最後、
もっと大きな話が来ると思っていました。国家的陰謀とか……
薫ちゃんの時も、尊クンの時もそうでしたので。
びっくりしました。
甲斐クン、この後どうなるんやろ。
最初の、親友の妹を殺したハマナカチュウヤへの暴行を合わせて6件、
全部暴行だけやから、懲役2~5年てとこでしょうか。
この後彼はどんな人生を歩むのでしょうか?
彼女の体調は? 無事出産するの? 石坂さんとの関係は?
あくまでもボクの勝手な感想です。お許しを。
今回1話だけを見れば成立していると思います。
ミスリードやドンデン等ミステリ要素がなくっても、
甲斐クンがいきなり、愉快犯のような自己主張の強いアホな子になっても、
模倣犯の殺人犯を検察から助け出しボコるなんて不必要な行動を取っても、
成立しているのですが……
3年、いえ今シーズンの半年だけで見ても、今回のみいきなりすぎて……
成立していると言えるのかどうか、ボクの頭では分かりません。
成宮くんの卒業が発表されたのが2月初め。
余程急なことだったのでしょうか?
その時点で18話までの脚本は既に出来ていて、この回のみで全てを、
いえ、甲斐クンが犯人で作らねばなければならなくなったのでしょうか。
しかも超短時間で。
せめて、いきなり出てきた過去ではなく、今起こったオンタイムの事件なら……
分かりません。
例えば、甲斐クンが起こした傷害事件は、最初のハマナカチュウヤの1件だけで、
後の5件は、そのハマナカチュウヤが自身の境涯を逆恨みして起こした事件だった。
つまりダークナイトはハマナカチュウヤ。
これならまだ救いがあるように思います。
1件の暴行事件だけだから甲斐クンも執行猶予付きで、
三宿あたりでバーを経営ってことで。何やそれ。
それよりも、法律の非情性の方が際立ったと思います。
ドラッグのせいで人間じゃなくなっていたから無罪放免?
そんなバカな。
いやいやいや、直ぐに人間じゃなくなる奴こそ絶対隔離が必要でしょ。
もう絶対大丈夫と国家が責任をとれるだけの保証ができるまで隔離収監でしょ。
なのにこの国の法律では直ぐに無罪放免。おかしい。
少年法だっておかしい。
人間が作った法律なら、おかしいとなれば直すのが筋だと思うんですが。
時代は変わる。子供の成長度も。ドンドン新しいドラッグも出るし。
たとえ法律を正してもイタチゴッコ。
それ程世の中は変化しているのに、法律だけは昔のまま。
作った人の権威を後輩がいつまでも死守し、その為に悲劇が起こる。
メンテナンスしましょうよ、法律も。
2年に1度はメンテナンス。
「法律メンテナンス」法案、国会で通しましょうよ。
そういうお話かと思って観ていました……
…………
こんなことを考えてしまいました。
昔、親友の妹(その時点で甲斐クンの彼女)がジャンキーに殺され、犯人は無罪放免。
甲斐クンは法に従い我慢した。
なのに、今、犯人が又も殺人を犯し、なのに又も無罪放免。
ここで甲斐クンぶち切れ。法律とはなんだ! 正義とはなんだ!
さぁ、右京さんのいつもの法律的正義感と、甲斐クンの人間なら誰でも
持っている正義感が真っ向からぶつかって、甲斐クンは犯人を殺す決意を。
犯人を追う甲斐クン。その甲斐クンを追う右京さん。
息詰まる二人の頭脳戦。追いつ追われつのサスペンスアクション。
右京さんは甲斐クンを阻止できるのか。甲斐クンは犯人に復讐できるのか。
ついに甲斐クンは敵を討ち、殺人犯となって連行されるが、
その顔は晴れ晴れとしていた。
すみません。アホな子のたわごとと笑って下さい。
…………
右京さんのあのセリフが妙に耳に残って。
「君なら分かる筈です。どこで間違ったのか。僕と三年も一緒にいるのですから」
微妙に違うかもしれませんが、こういうセリフでしたよね。
このセリフ、甲斐クンに言ったのか、成宮くんに言ったのか?
それとも、夏あたりにもう1本、スペシャルをお作りになるのでしょうか。
そんなことまで考えてしまいました。
…………
『かぐや姫の物語』のラストのショックがまだ尾を引いてるところへ……
何だか仕事が手につかなくなって……
今月末に読もうと思っていた青崎有吾さんの『水族館の殺人』を読むことにします。
それでも、やっぱり、相棒は好きです。
来シーズンも楽しみに待っております。
誰が相棒になるのか。そこも楽しみですし。
ふざけずに、真面目に書きました。本当にお許しを。
2015年3月18日