どうしても言わせて。 4月29日

ごあいさつ

 

 

 

 

今4月29日の朝6時半。

 

起きてます。仕事中ですから。

 

 

 

今、テレビ各局の朝のワイドショーで渡辺謙さんがトニー賞の

ミュージカル部門主演男優賞の候補になられたことを一斉に報じました。

 

 

素晴らしい。何という快挙!

 

おめでとうございます。日本人として誇りに思います。

 

 

 

 

さて、問題はここから。

 

そのニュースの中で、各局こう付け加えました。

「日本人がトニー賞の候補になるのはナンシー梅木さん以来56年ぶりの快挙」と。

 

 

直ぐにネットニュースを見ました。そう書かれています。

 

 

ボクの記憶が正しければ、ボクが高校3年の頃、日本で話題になりました。

『太平洋序曲』で、マコ岩松さんが主演賞の候補に、

佐藤功さんが助演賞の候補になられているはずです。

 

 

特に佐藤さんは(受賞は逃がしましたが)日本のテレビで、

トニー賞の模様を話してらっしゃるのを、ボク、見た記憶があります。

 

 

で、今、早速ネットで調べました。

 

 

ボクが正解でした。

 

 

 

マスコミさん。ちゃんと調べてから報じてよ。

 

 

それとも、マコさんは神戸出身の日本人だけれど、アメリカの市民権を得たので、

日系アメリカ人ということで、カウントしないというのかな。

 

そんな。入れてあげましょうよ。

 

ノーベル賞の南部先生や中村先生はカウントするでしょ。

 

それに助演とはいえ佐藤さんがいらっしゃるし。

 

 

 

 

 

実は、以前にも唖然としたことがありました。

 

松竹新喜劇の酒井光子先生が紫綬褒章を受章された時、

大新聞に演劇評論家が「曾我廼家十吾、渋谷天外、藤山寛美以来の快挙」と

書きました。

 

ボク、唖然としました。

 

曾我廼家十吾先生は、受賞当時新喜劇ではなく松竹家庭劇のはずです。

という事は、過去に新喜劇に在籍していればカウントしてもいいってことですよね。

だったら曾我廼家明蝶さんも、ミヤコ蝶々さんもカウントしてよ。

 

それよりも、新喜劇在籍時に初代石河薫さんが受賞されてるでしょ!

 

ボク、小学校やったけど、受賞記念に渋谷天外先生が

新作『雪の中のレモン』というお芝居を書き下ろされたのを見たもん。

 

 

 

今日のお昼くらいから「ナンシー梅木さんの後にマコ岩松さんと佐藤さんが……」と

訂正が入るのでしょうね。

 

いや、「マコさんは当時日系になってるし、佐藤さんは助演だからやっぱり

ナンシーさんが正しい」と言い張るのかな。

 

 

 

 

ちなみにナンシーさんが日本人俳優で唯一アカデミー助演女優賞を受賞された

マーロン・ブランド主演の『サヨナラ』、レンタルでありますから

皆さん、是非観て下さい。

 

物語は切ないメロドラマ。

 

しかも1950年代の京都や大阪でロケをされていて、

しかもカラーで、当時の関西の風景、凄く興味深いですよ。

 

高美以子さんもお綺麗だし。

 

 

 

ちなみにの第二弾。マコ岩松さんもスティーブ・マックウィーン主演の

『砲艦サンバブロ』でアカデミー助演男優賞の候補になられています。

 

 

これですね。

 

 

 

 

 

 

映画はあまり間違わないのに、演劇だと途端に間違う。

 

 

何なんでしょうね。

 

 

おお恥ずかし。

 

 

ちなみにの第三弾。

酒井先生が紫綬褒章を受章された記念公演は京都の南座で二本立て興行。

一本は勿論酒井先生の『銀のかんざし』

もう一本はボクの脚本『おばあちゃんの立候補』主演は曾我廼家文童さんと

三代目渋谷天外兄さんでした。念のため。懐かしいなぁ。

 

 

 

あ、7時過ぎた。ちょこっと寝ます。

 

 

 

 

 

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