壊れた恋の羅針盤 顔合わせ 7月13日
7月13日月曜日友引。
東京某所の稽古場で『壊れた恋の羅針盤』の顔合わせand本読みがございました。
で、行って参りました。作者フランス人のМ・ガブリエルとして(笑)。
どこがやねん、顔マンマ日本人やんけ。やんけはやめなさい。
稽古そのものは演出家ニッキのもと、先行して既に行われていたのですが、
全出演者・作家・演出家・スタッフ揃っての正式な顔合わせは今日でした。
出演者全員初対面。
ボクにとって出演者全員初めてのお仕事というのは、ホントに初めて。
物書きでデビューして30年。こんなん初めてやで。
勿論ニッキとはご一緒してるし、彼がいるから安心ですが。
さてさて。
顔合わせが終わって、本の読み合わせ。
既に立ち稽古は始まっているのですが、作家・演出家の前でもう一度全員で
座って読むのですが、いやぁ、おっちゃん驚いたで。
ふぉ~ゆ~の4人のなんとしっかりした本読み。
キチンと声が出ている!!
キチンと声が出る。
当たり前の事ですけど、実はこれが難しいんですよ。
その実力が周知の大ベテランさんならともかく、若い役者は
まずちゃんと声を出して読まないと、その子の力量が分からないのです。
その点うちの(NLT)の若者なんて、『月の小鳥たち』の本読みの時、
ぜんぜん声出てなかったもん。怒ったもん。
かたやふぉ~ゆ~の4人、出てる出てる。
本読みからそんなに出したら疲れるでというほど、キチンと出てる。
更に、勿論既に稽古は始まっていたから慣れてきてるのかもしれませんが、
キチンと人物像を作ってきている。
それを演出のニッキが、的確なダメ出しを電光石火の如く入れる!
すると直ぐに直す!
感もいいし、真摯、そう本当に真摯に取り組んでいるんですよ。
ジャニーズwestの7人もそうだったけど、ふぉ~ゆ~の4人も、
日々切磋琢磨の真剣勝負の世界で生きている証拠なんやろな。
元気で、明るく、礼儀正しく、一所懸命。で、残ってきた子は
やっぱりポテンシャルもしっかりしている、ということなんでしょね。
観劇しました。あ、字ぃ違ごた。感激しました。
石丸謙二郎さんの迫力。
小野妃香里さんのハマりぐあい。すきやわぁ。
長谷川あかりちゃんの可憐さ。
倉本発クンのういういしさ。
いいアンサンブルですぞ。
特に石丸さんと小野さんは見ものです。小野さん、すごいわ。
さてさて、今日稽古場に行くのに途中からタクシーに乗りました。
おりる時に老眼鏡を落とし、夕べの酒が抜けきっていず、
拾らおうとしてよろけ、自分で踏んでしまい、壊してしまいやした。
これです。
壊れた恋の羅針盤の台本の上に壊れた老眼鏡。
せやからなんやねん。
又稽古が進んだ頃に、差し入れ持って稽古場見学に行こうっと。
この夏の楽しみです。
2015年7月13日