西郷輝彦さん 2月21日
西郷輝彦さんが亡くなられたとのニュースが。
お元気になってらっしゃるとばかり思っておりました。
舞台もテレビもお仕事させていただきました。
2003年10月の明治座さんでの『江戸を斬る・思い出に咲いた恋』で初めて。
「江戸を斬るが生き返りました」と仰ってくださいました。
そして柳生十兵衛七番勝負の第二部・第三部での松平伊豆守。
楽屋で楽しくお話いたしました。
本当にお芝居がお上手なお方でした。
新派の『鹿鳴館』で清原を演じられた時、ピクリとも動かず三島先生の長ゼリを朗々
と仰いました。驚いたと同時に本当に感服いたしました。
影山の市川團十郎丈、朝子の水谷八重子丈や波乃久里子さんら新派の面々を向こうに
回し、堂々たるそして凛々しい清原で、本当に感服した次第です。
ご本人曰く、俳優になりたくて、どうやったらなれるか分からなくて、まず歌手にな
られたとのこと。笑い話でしょうか。
ボク達の世代はに、物心ついたころには大スター歌手。チョー二枚目でカッコよくて
らして。
その方とお仕事で初めてお会いした時は、感激でした。
紳士で真面目でお優しい方でした。
ショックを受けています。
心よりご冥福をお祈りいたします。
2022年2月21日