今年も半分 6月30日
六月も終わり。
半年が経ってしまいました。早! ほんまに早!!!
今年酒を空けた日、今日を含め105日となりやした。頑張ってま。
さてさて、仕事の合間にミステリー。
ホントに合間にでごんすが、それでも以下の本を読みましたぞ。
あ、横並びが途切れてるかな。
では左右逆にして。
下の写真で、左からお馴染み柄刀一氏の『或るエジプト十字架の謎』と
『月食館の朝と夜』
続いて、初めての古野まほろさんの『群衆ドリル Yの悲劇93』
そしてこれまたお馴染みポール・アルテの新作『金時計』
古野さんはまた今度申しますね。
ポール・アルテはよくも悪くもポール・アルテ( ´∀` )
楽しませていただきました。
問題は柄刀一さんです。
ボク、この方結構好きで結構読んでます。十数冊は読んでるはずです。
なかでも『Fの魔弾』や『OZの迷宮』は傑作だと思いますよ。特に『F』は世間が
どう言おうと傑作です。
ただ、この人、とにかく文章が読みにくい。
ライトミステリー的な天地龍之介シリーズでさえ、読みにくい。
それでも、キャリアを重ねられるごとにうまくなられるだろうと思ってました。
『屍人荘の殺人』の今村氏など、2作目の『魔眼の匣の殺人』で、もう読みやすく
分かりやすい文章にレベルアップされました。すごい。
なんでだろう。近作の『或るエジプト』と『月食館』を読んで、読みにくい文章に
ますます磨きがかかって( ;∀;)
読みにくいから、いいトリックもいいロジックも、ちっとも入ってけぇへん。
その世界観に入りきられへん。勿体な。
「ええっと……つまり、なんて?」って、文章そのものを考えながら読んでんねん
もん。内容を理解する前に、書いてあることそのままを理解せなあかんねんもん。
普通、キャリアを重ねればうまくなんのと違うの?
余計読みにくくなるってあんた。(´;ω;`)ウゥゥ
お願いです。主語から始めてくださいな。
文章のうまい・下手と、優しい・小難しいは別問題です。
江戸川乱歩・横溝正史・大下宇陀児の大先生はみんな読みやすい優しい文章ですけど
文章はうまいと評された大作家です。
久しぶりに手に取った懐かしい樹下太郎先生なんて、あんな誰でも書ける程度の難易
度の文章で、グイグイ読ませるのですもの。すごい。流石直木賞候補作。
なのであんまりお勧めできないかも。
人の振り見て我が振り直せ。
ボクも気を付けなければ……
ポール・アルテを訳してらっしゃる先生も、ちょっと読みづらいですけどね……
あ、すんません。
2019年6月30日