24冊 6月30日
かおりちゃんの明治座さんが終わって、次は新歌舞伎座さん。
3日がゲネ。5日が初日。(4日はショーのゲネ)
その5日が、御園座さんの細川たかしさん公演の稽古初日。
新歌舞伎座の初日を開けたら直ぐ新幹線に飛び乗って東京へ。で夕方から顔寄せ・
本読み……(^_^;)
コロナでいっぱい仕事が消えたのに、重なる時には重なるんですなぁ。(^_^;)
さてさて、その間に1本書き上げました。あ、物事は正確に。もう直ぐ書き上げま
す。構成で直し直し直し……
今年は劇団NLT創立者の一人、分裂後は一人で劇団を支えてきた亡き賀原夏子先生
の生誕百年です。
先生は大正10年生まれ。
去年は大正9年生まれの方が百歳。森光子さん、ミヤコ蝶々さん、李香蘭さん、原節
子さん、三船敏郎さん、中村雀右衛門さん等々。すごい並びやな。
今年が先生、由利徹さん、並木路子さん、宮田輝さんらがそうです。
来年は瀬戸内寂聴先生。現在白寿でらっしゃるので来年は紀寿つまり百寿でらっしゃ
る。なんと目出度い! 絶対お元気でお迎えくださいまし。
さてさて。先生の百年。
そこで生誕百年記念公演として、まず第一弾が7月19日博品館劇場で、NLT最大の
代表作、そして先生の代表作でもあった『毒薬と老嬢』を。
これは懐かしい初演のパンフです。先生と北林谷栄さんです。
ボクまだ研究生でした。ホンマに懐かしいぃ。
現在では木村有里さんと阿知波悟美さんの先輩コンビです。
そして第二弾として秋11月には中野のモモでボクの新作が上演される〈予定〉です。
予定というのは、漸く書いた脚本を、運営委員の方々が読んで、OKをもらわなければ
ならないからですわ。
NLTではボクの場合全てそうです。
ボクが書いた新作は、三越劇場さんとの提携作品を除くと、『シャルルとアンヌと社
長の死体 (М・ガブリエル名義)』『法廷外裁判』『劇場』『やっとことっちゃうんと
こな』の4作。全部そうです。運営委員が読んでOKしないと上演が決まりません。
恐らくボクの評価が一番低いのがNLTなのでしょうね。(^O^)
とにかく、その本を書くために資料としていろんな本を読みました。
調べれば調べるほど歴史の中で謎が出てきて、その謎を解くために何冊も何冊も……
でも解答はどこにも出てこない。
そうなると、ボクが答えを出すしかないんです。歴史的にも成程と言える答えを。
それをひねり出すために又本を読む。何冊も何冊も……
ではここで読んだ冊数の多いベストスリーの発表です! 誰が知りたい?
まず第3位。
平成5年ボクの出世作になった『花の茶碗』。これを書く為に、というか歴史の謎を
解く為に、(結局ボクが勝手に解答をひねり出したのだけれど) 読んだ本が 20冊。
これが第3位ですわ。(^O^)
続いて第2位。
まだ発表してませんが、多分来年か再来年に観ていただけると思いますが、その作品
の為に読んだ本が 21冊。
これが第2位。(^O^) これも勝手に解答をひねり出しました。(●^o^●)
で、第1位。
それが今回。読んだ本が 24冊。(●^o^●)
過去最高の冊数になりやしたぁ!
最後に行きついた資料がこれです。
1963『文学座々史』
この座史が出た時は、劇団雲の分裂直後。残った方々がアトリエ前で写真を。
すごい写真ですよ。ちょいと紹介。
真ん中の4人がすごい。右から杉村春子さん、丹阿弥谷津子さん、戌井市郎先生、
北村和夫さん。ボク、杉村先生以外は全員仕事しています。
あ、左上に左端から長岡輝子さん、荒木道子さん、そして賀原先生が。一人置いて
三津田健さんやな。
では先生たちをアップで。
仲良し3人、左から長岡さん、荒木さん、先生。先生の後ろの黒い服は(モノクロやか
ら黒やないかも)北城真紀子さんやな。
先生若い! 皆さん若い!
この年の年末に、喜びの琴事件が起きて、三島由紀夫先生をはじめ賀原先生も退団し
NLTを創ることになるとは、この時は誰も知る由もナシですな。
で、解答はあったのか?、ですって?
残念ながらどこにもありませんでした。
ならば、ひねり出せたのか?
はい、ひねり出しました。(^^♪
ですが、漸くひねり出した解答は……世には出せないものでした。はぁ?
つまりですね、そんな怖い理由、言えない。ボク潰される。
で、もう一つ結末をひねり出しました。
で、やっと書けた訳です。てか、今直しの真っ最中です。
先輩諸兄諸姉、OKしてください。
苦労して書いたんですから。(●^o^●)
秋の公演が違う作品だったら、ボツになったとご理解くださいまし。(^_^;)
2021年6月30日