テアトロ 5月15日
今発売中のテアトロ6月号に寄稿しています。
久々の寄稿。これです。
テーマが『わたしの冒険』
「あ、ちょうどいいや、60の手習いで映画撮ったし」と思って引き受けました。
ところが、読んでいただければわかるんですけど、途中で「余談ですけど」とマジ
余談になって、気がつけばそちらがメインになってしまいました。(^O^)
では何を書いたかというと、
先日、著名な漫画家さんが、脚本家によって改変されたことによりトラブルとなって
自ら命を絶たれたという痛ましい事件がありました。
あの事件に対して、ボクの経験から私見を書いたわけです。
ボクは劇作家であり脚本家です。主に舞台ですが、映像も書きます。
今日まで世に出た脚本は舞台だけで300作を越えています。
で、割合で言うとオリジナルが約70%、小説や漫画等の原作があるものが30%。
つまりボクは原作者にもなれば、小説や漫画を舞台用に改変する脚本家にもなってき
たわけです。
更に、映像では脚本家しかやってませんが (先日の映画が映像初演出です)
舞台では、ボク自身がボク自身の脚本の演出をする場合と、他の先生がボクの脚本を
演出される場合があります。
つまりボクは、改変する立場にも、改変される立場にもなってきたわけです。
その中で、ボク自身が改変する脚本家になってトラブルになったものは1本だけ。
それ以外は1度もトラブルになっていません。それはなぜか。
そしてたった1度だけ起こったトラブルはなぜだったのか。
もう一つは、ボクが原作の立場で他の演出家が演出をした場合の(トラブルにはなっ
ていませんが。つまりボクが我慢しましたから)、でもこりゃダメだと思った案件と
それはなぜなのかを書きました。あ、勿論大部分は素晴らしい先生で、拙作を素晴ら
しい作品にしてくださいましたが、ほんの一部の人ね。とんでもない人は。(^O^)
そうすると制限文字数がいっぱいになっちまって(^O^)、結局映画のことはちょっと
だけ( ;∀;)。
映画が余談になってしまいました。(;´д`)トホホ
でも、あらためて書くと、いろいろ感無量でした。
つまり、ボクが原作を脚本する場合、いかに素晴らしいプロデューサーさんに守られ
てきたかということです。
100本近い作品で、たった1本しかトラブルになっていないのは、プロデューサーさ
んがキチンと対応してくださっていたからで、ボクは恵まれていたわけです。
逆にトラブルになったその1本は、出版社のプロデューサーがとんでもなくて……
皆様、是非是非読んでみてくださいまし。
2024年5月15日