まず2作配信日決定 5月3日
早く誰にでもアビガンを!
さて。
演劇支援プロジェクト save the theatre での『シャルルとアンヌと社長の死体』と
『ボクはヒロイン』の配信日が決まりました。
劇団NLT 2010年2月 『シャルルとアンヌと社長の死体』
作=М・ガブリエル 演出=池田政之 が 今月13日より31日まで
劇団〈ま〉 2014年7月 『ボクはヒロイン』
作=М・ガブリエル 演出=池田政之 が同じく今月の15日より31日まで
です。
懐かしいシャルルのチラシです。
そして下は主役3人が大パニックを起こしているところの舞台写真。
左から根本拓人、田井中美佳、坂下信人。手前は社長役の山田敦彦さんです。
いやぁ、ホントに懐かしい。
この時、坂下が劇団NLT入団2年目。根本と田井中は入ったばかりの新研究生。
そしてもう1人、三井千寿(当時は飯田千寿)も新研究生。
たまたまNLTでやろうと企画されていた作品が駄目になり、丁度いいのがなかった
ので、それじゃボクが時々使っていたフランス人のペンネームでパリブールヴァー
ルコメディを書いちゃえってことになって、М・ガブリエル名義で書いて、でそんな
作品だから若手を大抜擢した若手育成公演にしようということになって……
勿論大先輩の永田博丈さん、山田登是さん、そして先述の山田敦彦さんや佐藤まり
のベテランに助けてもらって作った作品ですし、ボク自身も精一杯頑張って作った
作品です。
М・ガブリエル=池田政之に関しては「М・ガブリエルって?」と聞かれたら「池田
です」と答えようということになりました。ところが、誰も聞かないし、巷では結局
フランスの新人作家ということになっちまって……それでもまぁ、若手はものすごく
頑張ってくれたし、お客様は大いに楽しんでくださったし、良かった良かった、とい
うことでおさまって……
そしたら、テアトロ5月号で、2月期東京で上演された芝居のベストスリーに選ばれ
て、皆で快哉を叫んだのですが、「あら、ちょっと待って。結局まだМ・ガブリエル
=池田とは言ってないぞ。ああああ! これって評論家の先生方を騙したこになってし
まったあ!」となり、大騒ぎになって……
懐かしいなぁ。(●^o^●)
出演 坂下信人 根本拓人 田井中美佳 永田博丈 山田登是 山田敦彦 佐藤まり
小西早苗 茂木直人 川崎敬一郎 川島 拓 山崎華奈 (現)三井千寿
実はボクは『シャルルとアンヌと社長の死体』の時から続編を用意していました。
ところが評論家の先生方を騙したことになってしまい、続編をNLTで上演するのは
どうか、ということになって、それじゃボクがボク一人で創る劇団 劇団〈ま〉で
やろうということになったのが、以下の『ボクはヒロイン』なのです。勿論NLTの
協力で。
この上演時にМ・ガブリエル=池田ですと、世間にオープンにしました。
叱られるかなと思ったけど、「悲劇喜劇」誌でみなもとごろう先生が「騙されたけれ
ど悪い気はしない」と書いてくださり、それ以後演劇界も承知となった作品です。
事実、そのあとМ・ガブリエルに劇作の依頼が来ましたもの。びっくり。
それがジャニーズのふぉ~ゆ~の4人に書いた2015年8月の『壊れた恋の羅針盤』
なのです。
実はこの3つの作品、共通点があるんです。
『シャルルとアンヌと社長の死体』で劇作家志望だったシャルルが、『ボクはヒロイ
ン』では無事劇作家になっていて、『壊れた恋の羅針盤』ではチョー売れっ子になっ
ていました。
勿論全部独立した芝居ですが、実はシャルルで繋がっているのです。
シャルル役も坂下信人から多井一晃、そしてふぉ~ゆ~の辰巳雄大クンへ。
一度3本並べてみたいなぁ。
ともあれ、この『ボクはヒロイン』も演劇誌で随分と誉めていただきました。
下の写真は本当のヒロインの遠藤久美子ちゃんとその恋人でアフリカ系フランス人役
の村上幸平クン。
エンクミちゃんも今や二児の母。歳月ですね。(^O^)
ちなみにこの芝居ではシャルル役の多井一晃クンのチョー美しいもう一人のヒロイン
姿が見られます。(●^o^●)
出演 遠藤久美子 村上幸平 加納健次 多井一晃 平松慎吾 永吉京子 岩田 翼
臼間佳世 山田敦彦 杉山美穂子 佐藤まり 飛田康介 萬浪大輔 守屋利香
増田隆之 根本拓人 三井千寿
さてさて、3本目の『劇場』はもう少ししたら出てくると思います。楽しみにしてい
てくださいまし。
皆さま、是非是非ご覧くださいまし。1作品300円です。
演劇支援プロジェクト save the theatre か save the theatre tickets で検索して
くださいまし。
あ、何度も申し上げますが、これはお気楽なコメデイですから。
どうぞ楽しんで下さいまし。(●^o^●)
2020年5月3日