丸五年。1月31日
今日は懐かしい事を書いてみます。
五年経ちました。だから、人生においてここで一区切りをしようと思います。
何なんだ? 何だかご大層でしょ。
事故から丸五年が過ぎました。
五年前の一月十八日夜半。僕は事故にあって、
顔の下半分をつぶしました。
千原ジュニアと同じです。(足は骨折していないので僕の方が全然マシですね)
目から上と、のどから下は大丈夫だったのですが
頬骨も、歯も顎も、とにかくグシャッとやっちまったものですから
顔だけで、粉砕骨折も入れて9箇所の骨折。
こめかみ所の蝶番は両方とも、もうありません。
事故の時、片方の蝶番は粉砕、もう片方は折れてクロスになっていました。
今は、口はリハビリして筋肉で動かしています。
歯は飛んじまって入れ歯です。
上の前歯で差し歯だった一本が残ったのですが、鼻の下へ突き抜けていました。
とにかく、紙風船をつぶしたように潰れて、
粉砕した両頬骨のあたりを境に空いた隙間から血がダダ漏れでした。
救急車で運ばれたのがここ。駒沢にある国立東京医療センター。
(ちなみに僕のいた908号室の窓から横浜のランドマークが見えました。
不謹慎だけど、快適でしたよ。だって綺麗ないい病院だもの。
ハマキヨに手伝ってもらって、病室を完全に仕事部屋にしてました)
入院して、手術をして、金具を入れて、引き戻して、つないで、
二か月以上歯と歯茎に8か所ビスを打って針金とブロックで固定して、
ずっと隙間から流し込む流動食で、腹が減って腹が減って
毎日てんぷらやうなぎや焼肉の夢を見ていました。
二か月で16キロ痩せました。嬉しかった。(今は戻っちまいましたが)
病院から演出に行って。退院して、普通の生活に戻って。
一年後に金具外しの再手術をして………
完全に元には戻っていません。下顎はまだ少し引っ込んでます。
前は顎はもっと前でした………(ジュニアも引っ込んでますものね)
でも、全然普通です。満足してます。
あれから五年。
何でこんなこと書いたのかというと、
さっき、友人の演出家が、背骨を折って入院したとの
知らせが来たからです。
大変だと思います。
僕の場合は、身体は何ともなかったですから、
術後の二日だけチンチンに管が入ってましたけど、
三日目からは、点滴ガラガラ持って、歩いてましたから。
背骨は動けません。大変だろうと思う。
頑張ってくれとしか言いようがありません。
もう少ししたら見舞いに行こうと思いますが、
固定されて寝てる奴に、何か持っていくといってもなぁ………
みなさんも気をつけて下さいね。
と、言われてもねぇ………
2013年1月31日