今年も来ましたアカデミー賞 2月16日
さてさて、今月22日(日本時間23日)、第87回アカデミー賞が開催されます。
それでは昨年同様池田政之の受賞予想と参りましょうか。
競馬、競輪、競艇、パチンコ。いわゆるギャンブルを一切しないボクにとって、
これはいわゆる年に一度の唯一のギャンブルみたいなもんでごんす。
でも今回もボクは『グランド・ブタペスト・ホテル』以外見てません。
いろんな予想記事、ハリウッド事情からボクなりに分析して予想する訳ですが、
これって結構勉強になるんですぞ。何の?って、そりゃ分析と予想のでんがな。
で、昨年は三勝三敗。(ボクは作品賞・監督賞・主演男優賞・女優賞・助演男優賞・
女優賞の6つだけと決めておりますもんで)
昨年の3月1日から2日3日と3日間連続でここで書きましたが、
実は、毎年勝率は散々。
そりゃそうや。ボク本命より自分の予想を優先するもんで。
自分の希望や冒険を優先してしまうもんで。
それも踏まえた上で今年は皮肉な予想をしてみることにしました。
皮肉な予想?
それは……一切冒険せずに、本命だけを並べてみることでごんす。
それで全勝なら、生き方も少し変えんとなぁ。なんやそれ(笑)。
まぁそれは無理でも、ここ15年位で、初めて本命のみにしてみます。
それなら予想することないやろ。仰る通りですが、本命のみ並べる、
つまり、一切冒険をしないという冒険をしてみるわけでごんす。
意味わからんて?
つまりですね、冒険をしないという事自体、ボクにとってはものすごく
つまらないことなんですよ。
それをするところに、つまり冒険しないという事に、
冒険する以上の精神力がいるわけでごんす。
なんのこっちゃ。
ええい。とにかく参りまっせ!
作品賞 これはもう『6歳のボクが、大人になるまで。』で決まりでしょう。
別にそれ以外言うことナシでごんす。なんやそれ。
監督賞 これも『6歳の……』のリチャード・リンクレイターで決まりでしょ。
別にそれ以外言うことナシでごんす。又々なんやそれ。
主演男優賞 これが難しい。今回唯一予想を楽しめるカテゴリーでやんす。
つまり本命・対抗・大穴がここへきて大混戦なんだそうです。
マイケル・キートンの独走かと思いきや、ホーキンス博士を演じた
エディ・レッドメインの追い上げ。
そして、本来第5番目の男はジェイク・ギレンホールかレイフ・ファインズ
と言われていたのに、その二人を押しのけて5枠を勝ち取ったのが、
3年連続候補入りのブラッドリー・クーパー。でも所詮5番目の男と
思いきや、ここへきて物凄い追い上げなんですと。しかも3年連続やし。
アカデミー会員の投票が集中する可能性が出てきた。
キートン逃げ切るか、エディがひっくり返すか、クーパーが大逆転するか。
こりゃ難しい。でもボクはやはり本命のキートンにしておきます。今年は
本命だけにすると言ったとこやし。でもキートン、今この時もホンマに
本命か?
主演女優賞 これはもうジュリアン・ムーアで決まりでしょう。これは今までのボク
でも絶対そうします。15年前、主演と助演でW候補になり(「千と千尋の
神隠し」が長編アニメ賞を取った年)、その時はニコール・キッドマンに
持って行かれたれど、今度で5回目だし、演技者だし、確実でしょうね。
ボクもわりかし好きな女優さんです。
助演男優賞 J・k・シモンズさんで決まりでしょ。皆言ってるし。
対抗は〈あの〉エドワード・ノートン。この人はホンマに、演技者やのに
嫌われてるのかなぁ。3度目の正直やし、取れればええけど、嫌われてるん
やろなぁ。
助演女優賞 これは全然わかりません。メリル・ストリープが19回目の候補。
しかもSFファンタジーの魔女役。おばちゃん、ええ加減にしよいな。
で、パトリシア・アークェットだそうです。ハイハイ。
結果こうなりました。
作品賞 6歳のボクが、大人になるまで。
監督賞 リチャード・リンクレイター
主演男優賞 マイケル・キートン
主演女優賞 ジュリアン・ムーア
助演男優賞 J・k・シモンズ
助演女優賞 パトリシア・アークェット
です。
まぁつまらない。
冒険しないって、ワクワクしませんねぇ。
でも当たるんでしょうね。
なんやその投げやりな言い方は。
そうかて、ホンマにワクワクせぇへんねんもん。
2015年2月16日