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初日です! 8月17日

池田政之の仕事

 

 

本日、ついに三越劇場『花はらんまん』の初日です。

 

 

猛暑の中でのけいこ、大変でした。

 

 

昨日はリハーサル。その風景を少々。

 

 

 

 

舞台全景。若者が踊りながら出てきています。

 

 

 

こちらは主役のお三人。

 

そして、その三人が、踊っていますぞ。

 

 

司さんも星さんもなんてお美しいんでしょう。

順子師匠はチャーミングだし。

 

 

とにかく今日は初日です。

 

さぁ、劇場へ行ってきます!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初勝利 8月12日

 日記 池田政之の仕事

 

 

西脇工業高校が甲子園1回戦を勝ちました!

 

 

初出場の初勝利。

 

 

素晴らしい。おめでとうございます。

 

 

みんな、一生忘れられない勝利になったでしょう。

勿論、西脇市民、出身者も。

 

 

 

 

 

 

さて、ボクは、先日初盆も済ませ、

 

今は三越劇場『花はらんまん』 のけいこの真っ最中。

 

 

 

いい具合に仕上がってますぞ!

 

 

 

 

今勝った! 激動の渦を抜けて 7月28日

〈ま〉の日常 読書感想文

 

 

今、兵庫県立西脇工業高校が初の甲子園行きを決めました!

 

強豪・東洋大姫路に対し、2対3のサヨナラ勝ちです!

 

快挙です!

 

選手の皆さん、西脇工の皆さん、卒業生、関係者の皆さん、

おめでとうございます!

 

 

 

 

初めての甲子園で、悔いのないように、頑張って下さい!

 

 

 

さて。

 

7月も終わります。まだ3日あるけど………

 

激動だったなぁ……

 

でもお蔭で酒は抜けましたぞ。毎年100日は酒を抜こう! でもなかなか大変で……

今年は父のお蔭で7月28日現在で既に94日。100日まであと6日。達成確実じゃ。

 

で、もうすぐ8月。勿論49日法要もあります。初盆も。

今まで同様東京と地元を行ったり来たりをいたしますが、

それでも脚本家・演出家池田政之としての通常の日々に戻ります。

 

8月17日初日の『花はらんまん』。東京近郊の皆様、是非見に来てください。

 

 

さて、もう一つ。

 

何だか今回は、小ネタパラダイス的になってきました。

 

今、父の事で遅らせてもらっていた締め切りを順次頑張っています。

 

そんな中でもやってくる活字欠乏症。でも、もうがっつり読んでいる時間がない。

そこで休憩時間に読めるよう、かつて読んだすごいのを改めて斜め読んで、

茶を濁すことにしました。それには図書館。西脇市図書館にありました。

ポール・アルテ作『第四の扉』

 

七、八年前から二年位前まで、毎年一冊ずつ出版される新作に、はまり続けました。

ポール・アルテ。フランスのディクスン・カーと呼ばれる方で、出す作出す作が

密室、不可能犯罪、怪しい雰囲気、禍々しい伝説や降霊実験などのオカルト趣味、

どんでん返しの連続………

 

その長編デビュー作が『第四の扉』です。

 

 

 

いやぁ、久しぶりに読んだけど、やっぱりすごいわ。

 

よくこんだけ思い切った小ネタとびっくりネタを詰め込めるなぁ。

約200ページの短め長編で、10ページに一回は襲い掛かる衝撃の事実!

これ、ちゃんと解決できるのか?と心配してしまうほどの怒涛の謎、謎、謎です。

 

 

この人、ひょっとしたら日本人とちゃうか? それもバカミス好きの新本格派(ネオ・

クラッシック)の人やないの? メフィスト賞受賞作ちゃうの? それも傑作の部類の。

 

 

ただハヤカワポケットミステリという書籍形態は都会しか売ってないしなぁ。

田舎は、あっても少ないし。早川書房さん、文庫にしてぇな。

 

とにかく、一度読んでみて下さい。作り物の本格派の究極の形ですぞ。

 

 

さぁ、仕事に戻るぞ。

 

創立初! 7月27日

 日記

 

 

ボクの地元にある兵庫県立西脇工業高校野球部が、

 

本日、夏の甲子園兵庫県大会準決勝で、

 

あの強豪・育英高校を10対7で下して、初の決勝大会に進出しました。

 

 

 

 

 

 

ボクは西脇工の出身じゃなくて、隣の西脇高校普通科ですが、

でも、地元の快挙はホントに嬉しい。

 

決勝の相手は、これも強豪・報徳を下したやはり強豪・東洋大姫路です。

 

おいおいおい、育英、報徳、東洋大姫路って、準決勝オールスターじゃないですか。

 

すごいベスト4、そこで決勝進出! すごい!

 

明日、一時より行われます。

 

西脇工は、駅伝では何度も全国制覇をしている強豪高校です。

著名な大学駅伝選手やオリンピックマラソン選手も輩出しています。

 

 

今度は野球かぁ。すごい!

 

あと一つで甲子園です。

 

月並みですが、悔いのないよう、頑張って下さい!

 

祈ってます!

 

 

 

 

 

そろそろ始動 7月26日

〈ま〉の日常 読書感想文

 

 

父の後始末はまだまだ続いていますが、

とりあえず忌明けし、いよいよ8月の三越劇場の稽古が始まります。

 

そろそろ日常に戻りつつあります。

父の事で、締切を待って下さっている皆様、執筆に戻りますから。

ご安心を。

 

 

今週はそれに先立っての、打ち合わせのラッシュでした。

音楽、音響、セット、そして司葉子さん、星由里子さん………

 

 

そんな中、地下鉄やバスの中で、積読の中から小口に読書。

 

戦前から戦後にかけてのミステリー界の大御所・大下宇陀児大先生です。

ちなみに読みは「おおしたうだる」と読みます。

 

江戸川乱歩、木々高太郎、そしてこの大下宇陀児の三先生が

日本ミステリー黎明期を支えた三巨頭です。

日本探偵作家クラブ(現・日本推理作家協会)が発足して、

初代、二代、三代会長です。

もう一人の大大大巨匠が横溝正史先生ですが、横溝先生は協会の活動にはあまり

参加されていないようですので。

 

ボクが初めて大下先生を読んだのは、高校になった頃。

先生ご自身はとっくに亡くなっていましたが、

西脇市図書館に一冊だけあった『鉄の舌』でした。

それと春陽文庫から出ていた『宙に浮く首』と『奇蹟の扉』。

それだけです。だってそれしか出てなかったから。

知名度抜群、何もない………

特に知名度は、まだテレビのなかった終戦後NHKのラジオ番組

『二十の扉』というクイズ番組でレギュラー回答者だったからで

いわゆるタレント作家の<はしり>でもあったからだそうです。

 

とにかく、戦前戦後と超売れっ子作家だったのに、全集や再版がされず、

手に入らない巨匠ナンバーワンだったのです。

 

親に聞いても、「大下宇陀児? そんなんどこにでもあるやろ」。ありません。

大学になって、京都から梅田まで出て、かっぱ横丁の古本屋へ行ってもありません。

とある店のオヤジが、

「大下宇陀児? はいはい。ちょっと待ってよ。ええーっと、あら? ないがな!

全集が出てるやろから調べたるわ。ええっと、あら? 何でないねん?」

そんなんでした。

 

上京して、直ぐに神保町へ行き、必死で探して、見つけました。

今はなくなったとある書店、そこはミステリーの初版本を並べてるお店の一角に、

ずらりと並んだ変色して破れそうな大下宇陀児。でも………

どれも一冊3千円から5千円、高いもので1万円でした。

 

当時の僕には手が出せず(今でも高いと思いますが)、お金をためては行って

四、五年かけて代表作はほぼ揃えました。

『石の下の記録』(探偵作家クラブ賞受賞作)

『虚像』『誰にも言えない』『岩魂』『柳下家の心理』、そして数々の短編集。

 

そのうち創元推理文庫から出版された「日本探偵作家全集」の第3巻目、

角田喜久雄先生と二人で一冊の文庫に………ああ、収録されたのは

みんな集めて読んでいた………

 

 

そんな中で今だに手に入らなかったのが処女長編の『蛭川博士』と

高校の頃読んだ『鉄の舌』の2冊でした。

それが………

 

 

 

論創社から大下宇陀児集全二冊が出て、それぞれ一冊に長編が一つ。後は短編。

で、一巻目に『蛭川博士』が、二巻目に『鉄の舌』が入ってるのです。

後は全部持ってる短編。

 

買わなしゃあない。出来たらどっちも一巻目に入れといてくれたら、

一冊で済んだのに。二冊買わなアカン。もう!

 

 

で、感想ですが、懐かしい感じやねぇ。

そらそうですわ。『蛭川博士』は昭和4年、『鉄の舌』は昭和12年の作だもの。

今から80年前やん。

 

 

それにしてもこの時期の巨匠って、大下先生は九州帝大工学部、

木々高太郎は慶応医学部の教授、横溝先生は薬学出身の薬剤師、

海野十三、甲賀三郎、高木彬光、山田風太郎………

医者や工学博士のオンパレード。

江戸川乱歩先生以外みなさん理数系って。やっぱりミステリーはそっちなんですね。

 

 

 

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